素敵なお姉さま in 吉野家

 本日12時半過ぎ、梅田の某吉野家にて。
 サラリーマンのおやっさんでごった返す店内、それまでその席に座っていたのは20代後半くらいのスーツをだるそうに着た青年だった。彼が席を立つやいなや、ずずずいと現れ、そこへ座りながら目の前の空丼が下げられるのを待つでも無く店奥へビシッと一声。

「並半熟味噌汁新香」

 一人挟んだ空いたばかりの席に誰か座る気配だけ感じていた僕はその声に思わず振り向く。
 透き通った……。と、いうのでもないがよく通る声。年は自分と同じくらいか少しだけ上に見受けられる細身のスーツ姿の女性。顔立ちも整い店員がやってくるのを待っている。
 店員が注文を繰返す。
 
豚丼並と半熟卵にお味噌汁、それとお新香ですね?」

 食べながら横目に見ているとただコクンとうなずくだけで後は店内を軽く見渡して待つのみ。
 先に出された新香にも手を付けず他が出揃ってから半熟卵を豚丼に乗せ食べ始めた。

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 後はご想像にお任せ致します(w

 もう、淀みの無い「ナミハンジュクミソシルシンコ」に惚れそうですた。